バリ島で捨て子犬を保護、話題の動画から見える現地のペット事情と狂犬病リスク
バリ島の旧用水路に捨てられていた子犬を保護した動画が1700万回超の再生数を記録し話題に。投稿者への取材から、バリ島では避妊去勢の未浸透や放し飼い文化、狂犬病の発生など、観光客や在住者が知っておくべきペット事情が明らかになった。
インドネシア・バリ島の旧用水路に捨てられていた子犬を保護した様子を記録した動画が、1710万回を超える再生数を記録し話題となっている。投稿者の「ぱんはな家」さんによると、子犬は米袋に入れられた状態で水路に投げ込まれていたとみられ、人間への強い恐怖心から保護時には激しく鳴き叫んでいたという。保護後は治療を受け、徐々に家族に心を開いていった様子がInstagramで紹介されている。
取材の中で投稿者は、バリ島のペット事情についても言及。飼い犬の9割が放し飼いとされ、路上にはノーリードの犬が多数見られる。皮膚病や栄養失調、怪我を抱えた犬がそのまま放置されるケースも多く、避妊去勢手術が浸透していないため、生まれた子犬が路上やゴミ捨て場、墓地、市場などに捨てられることが日常的に起きているという。
さらに注意すべき点として、投稿者は「バリ島は狂犬病も発生していて、生活圏内でも犬や人が亡くなっている」と指摘。犬肉目的の盗難や毒殺なども問題として挙げられており、野良犬や捨て犬との不用意な接触には注意が必要だとしている。
考慮すべき事項
バリ島では狂犬病の発生が報告されているため、観光客・在住者ともに野良犬や放し飼いの犬、捨て犬に不用意に触れたり近づいたりしないこと。犬に噛まれたり引っかかれたりした場合は、傷口を石鹸と流水で15分以上洗浄のうえ、速やかに医療機関を受診し、狂犬病ワクチン接種の必要性を相談すること。動物保護に関心がある場合は、個人で保護するより現地の信頼できる動物保護団体に連絡し、安全な形で支援することを検討する。
情報源: 山陽新聞デジタル|さんデジ