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観光・イベント公開日: 2026年8月23日

米CDCがバリ島関連でジカ熱に注意喚起、バリ州観光局は「過度な心配不要」と説明

米疾病対策センター(CDC)が2026年8月7日付でインドネシア、特にバリ島に関するジカウイルスの渡航健康注意情報(レベル2)を発表した。バリ州観光局と保健局はバリ島内でのジカウイルス感染例は確認されていないとしつつ、蚊媒介感染症への一般的な注意を呼びかけている。渡航禁止措置ではない。

バリ州観光局(Dispar Bali)は、米国当局によるジカウイルスに関する健康注意の発表を受け、海外からの観光客に対し「過度に心配する必要はない」との見解を示した。

Dispar Bali局長のI・ワヤン・スマラジャヤ氏は「バリは安全で快適な観光地であることに変わりはない」と述べ、州保健局と緊密に連携していると説明。州保健局によると、これまでバリ島内でジカウイルス感染例の報告や記録は一切ないという。

ただし同局長は、バリが熱帯気候であることを踏まえ、観光客および観光業関係者に対し、デング熱対策と同様に蚊媒介感染症への自主的な予防策を継続するよう呼びかけている。

州保健局感染症予防対策部門のI・グスティ・アユ・ラカ・スサンティ氏も、バリ島内でのジカウイルス感染例は確認されていないとした上で、「熱帯地域である以上、旅行時の注意は当然のこと」と述べた。予防策の基本はデング熱対策と同様、媒介蚊(ネッタイシマカ)に刺されないようにすることだとしている。

一方、米国CDCは2026年8月7日付で、インドネシア(特にバリ島)を対象とするレベル2の渡航健康注意情報を発表した。これは、バリ島から帰国した渡航者にジカウイルス感染例が報告されたことを受けたもので、蚊刺されおよび性行為による感染への予防策を講じるよう呼びかけている。CDCによれば、ジカウイルス感染は多くの場合軽症または無症状だが、発熱・発疹・頭痛・関節痛・結膜充血などの症状が出ることがある。特に妊娠中または妊娠を計画している女性は、胎児の先天性障害リスクがあるため注意が必要とされる。

なお、レベル2(強化された予防策の実施)は渡航禁止(travel ban)を意味するものではなく、渡航の再考を促すレベル3や、不要不急の渡航を全面的に控えるよう求めるレベル4とは異なる区分である。

考慮すべき事項

渡航前後を問わず、長袖・長ズボンの着用や虫よけ剤(DEET等配合)の使用など蚊対策を徹底する。宿泊先で網戸や蚊帳の有無を確認し、水たまりを作らないよう注意する。妊娠中・妊娠を計画している場合は渡航前に医師に相談し、パートナーとの性行為感染予防(コンドーム使用等)も検討する。発熱や発疹などの症状が出た場合は速やかに医療機関を受診する。現時点で渡航禁止措置ではないため、通常通りの旅行計画で問題ないが、標準的な感染症対策は継続すること。

情報源: ANTARA News Bali