クサンバの伝統塩、フランス人観光客を魅了 バリの伝統製法が生む逸品
クルンクンのクサンバ村で作られる伝統塩が、フランス人観光客カップルを魅了し購入されるまでの様子が紹介された。ヤシの木の樋を使う伝統製法は地理的表示(IG)認証も取得しているが、生産者は需要低迷という課題も抱えている。
クルンクン県のクサンバ村にある塩田で、フランス人観光客のジャン・リュックさんとマリアさんが、ヤシの木の幹をくり抜いた「パルンガン」という伝統的な道具を使った塩づくりに強い関心を示し、地元の塩職人ネガ・クルタさん(63)から直接話を聞いた。二人はインターネットで事前にクサンバ塩の存在を知り、フローレス島への旅行時から伝統塩を探し求めていたという。製法や味を確認した後、1kgあたり5万ルピアで2kgを購入し帰国することにした。
ジャンさんは製法の独自性を評価する一方、塩田までの案内標識が少ない点を指摘した。ただし観光地化されすぎていない現状には安堵感を示している。クルタさんによれば、外国人観光客の訪問自体は珍しくないが、ガイドを伴わない観光客とは言葉の壁が課題になっているという。
クサンバの伝統塩は2022年1月16日付で法務人権省から地理的表示(IG)の知的財産権認証を取得しており、雑味のない塩味やカルシウム・マグネシウム・カリウムを含む点が特徴とされる。しかし、パルンガン製法による塩は高価格(1kgあたり3万〜4万ルピア)かつ生産量が少ないため需要が落ち込み、多くの生産者が製造を一時停止している状況にある。より安価な膜式の塩(1kgあたり1万5千〜2万5千ルピア)が主流になりつつあるが、今季全体の収穫量自体は好調とのことだ。
考慮すべき事項
クサンバ塩田を訪れる際は正式な観光地化された標識がないため、事前にガイドを手配するか地図アプリで塩田の座標を確認しておくと安心。言葉の壁がある場合は簡単なインドネシア語や翻訳アプリを用意すると生産者との会話がスムーズになる。伝統製法のパルンガン塩は生産量が少なく品薄なこともあるため、購入希望なら現地で在庫を確認しておくとよい。
情報源: detikcom