バリ・タバナンのNuanu Creative Cityにインドネシア9島の食と文化を巡る新スポット「Nusantara」オープン
バリ島タバナンのNuanu Creative Cityに、インドネシア9島の郷土料理や文化を体験できる新エリア「Nusantara」がオープンした。レストランやカフェ、1000点の工芸品を展示するギャラリーなどで構成され、ビーチクラブや洋食が目立つバリの飲食シーンに、インドネシア各地の食文化を紹介する狙いがある。
バリ島タバナンにあるNuanu Creative Cityが、インドネシア9つの島(ジャワ、スマトラ、バリ、ロンボク、スラウェシ、カリマンタン、スンバ、フローレス、マドゥラ)の郷土料理と文化を紹介する新エリア「Nusantara」を発表した。
バリ州統計局によると、2025年のバリへの外国人観光客直接訪問者数は694万8754人で前年比9.72%増加している。観光業の拡大とともに、地中海風ビーチクラブ、日本のおまかせ、オーストラリア式ブランチなど海外発の飲食コンセプトが増える一方、インドネシア各地の郷土料理はバリでもあまり紹介されてこなかった。Nusantaraはこうした状況を踏まえ、各地の食文化を発信する目的で開発された。
施設は4つのエリアで構成される。「Warung Nine Islands」(定員70名、12:00〜22:00営業)は各地域の伝統的な調理法をそのまま再現した郷土料理を提供し、料理長はNusantaraおよびLuna Beach Clubの創業者James Ephraim氏とMerah Putih(バリ)/Tri Restaurant(香港)出身のシェフWayan Mustika氏が務める。メイン料理は12万ルピアから。毎日18時から音楽演奏もある。
「Meja 36」は同じ食材を現代的な調理技術で再構成するファインダイニングで、テイスティングメニューは1名49万9000ルピア、定員50名。
「The Mangrove Café」はスマトラ、ジャワ、スラウェシ、フローレス産のシングルオリジンコーヒーと、パンダンや椰子糖、クレポン、ダダールグルンなどの伝統菓子を提供する。
「The Gallery」ではフランス人キュレーターPascal Morabito氏監修の展覧会「INDONESIAN VISION」がオープン展示として開催され、インドネシア先住民族の工芸品1000点を紹介。作品は5万〜6億2500万ルピアで購入可能で、売上の一部は制作者支援に充てられる。
Nuanu社会基金(NSF)を通じ、Nusantaraの収益の一部はバリの文化・自然・地域社会への支援活動にも充てられる予定。同施設はタバナンにある44ヘクタールのNuanu Creative City内の教育・芸術・ウェルネス関連プログラムの一環として位置づけられている。
考慮すべき事項
バリ滞在中にインドネシア各地の郷土料理を体験したい場合は、タバナンのNuanu Creative City内Nusantaraを訪れると良い。営業時間は12:00〜22:00で、Warung Nine Islandsは予約なしでも利用しやすいが、Meja 36のようなファインダイニングは事前予約を検討したい。ギャラリーの美術品購入を考えている場合は真贋や輸送方法について事前にスタッフへ確認することをおすすめする。
情報源: Olenka