ムリノ・グループ、バリ島バドゥン県ブラワにギャラリー開設 プレミアム不動産事業を拡大
インドネシアの不動産会社ムリノ・グループが2026年7月31日、バリ島バドゥン県ブラワに新拠点「ムリノ・ギャラリー」を開設した。外国人観光客の増加や道路・水上タクシー整備を背景に、キャングーやブラワ周辺の高級不動産・ホスピタリティ市場拡大を狙う。
インドネシアの不動産開発企業ムリノ・グループは2026年7月31日、バリ島バドゥン県ブラワ地区に新オフィス「ムリノ・ギャラリー」を正式に開設した。同社CEOのエフラット・ティオ氏によると、このギャラリーは単なる業務拠点ではなく、投資家向けの相談・体験センターとしての機能を持ち、同社が展開するプロジェクトに関する情報提供を行う。
ブラワ地区が選ばれた理由について、ティオ氏は「不動産・ホスピタリティ・ライフスタイルの成長拠点であり、交通インフラの改善も進んでいる」と説明している。同ギャラリーは、ウェルネス志向の住居・投資・ホスピタリティを組み合わせた主力プロジェクト「The Ease Canggu」のマーケティング拠点にもなっており、国内外の投資家から反応があるとされる。今後は同社の新規プロジェクトの発表拠点としても活用される予定。
背景には、バリ島の不動産市場の好調さがある。2025年の外国人観光客数は約695万人で前年比9.72%増加。キャングー、ブラワ、スミニャック、ウルワツといった高級エリアではヴィラの稼働率が70〜85%に達し、土地価格は過去2年で15〜30%上昇。プレミアム物件は年7〜15%の価格上昇を記録し、プロ運用のヴィラでは総賃貸利回りが8〜15%に達するとされる。
さらに、バドゥン県ではングラ・ライ空港とキャングーを結ぶウォータータクシー計画や、全長15.6キロの新道路建設が進められており、これらのインフラ整備が地域の不動産・観光投資をさらに後押しすると見られている。ティオ氏は、投資家がより選別的になり、法的な適法性や施工品質、専門的な運用体制、持続可能性を重視する傾向が強まっていると指摘した。
考慮すべき事項
バリ島での不動産購入や投資を検討する場合は、土地の権利形態(所有権・使用権・リースホールドの別)や建築許可の有無を必ず確認し、独立した弁護士や公証人(PPAT)を通じて法的適法性を精査すること。稼働率や利回りの数字は開発業者側の説明であるため、第三者機関の市場データや現地の運用実績を併せて確認するのが望ましい。急速な価格上昇エリアでは過大評価のリスクもあるため、契約前に複数の物件・業者を比較検討することを推奨する。
情報源: Kontan