インドネシア不動産投資、2026年上半期は国内資本が64%を占める
インドネシア投資省/BKPMのデータによると、2026年1〜6月の不動産セクター投資85.8兆ルピアのうち64%が国内資本(PMDN)、36%が外国資本(PMA)だった。外国資本は前年同期比39%増と伸びており、大型・高品質な資産への投資意欲は健在とされる。
インドネシア投資・下流化省/投資調整庁(BKPM)が公表したデータによると、2026年1月から6月までの不動産セクター(住宅、産業団地、オフィスを含む)への投資実現額は85.8兆ルピアに達し、国内全セクター投資(1,010.6兆ルピア)の中で上位5位に入った。
このうち国内投資家(PMDN)による投資が55.3兆ルピア(約64%)、外国投資家(PMA)による投資が30.5兆ルピア(約36%)を占め、国内資本が依然として不動産市場を主導している構図が続いている。
前年同期(2025年上半期)と比較すると、国内資本は53.0兆ルピアから55.3兆ルピアへと約4%増加した一方、外国資本は前年同期に約16%減少していたところから一転し、2026年上半期は約39%の伸びを記録した。
コリアーズ・インドネシアのマネージング・ディレクター、マイク・ブルーメル氏は、「2026年上半期は、強固なファンダメンタルズを持つインドネシアの大型資産に対して資金が引き続き供給されていることを示している」とコメント。下半期は投資活動がさらに広がる一方、買い手は依然として選別的で、プレミアムオフィス、ヘルスケア資産、安定収益・信頼できる運営者・確実な実行が見込める取引を優先するとの見通しを示した。
なお、外国資本(PMA)の国別では、シンガポールが88億米ドルで最大、次いで香港76億米ドル、中国39億米ドル、日本19億米ドル、米国17億米ドルの順となっている(全セクター合計)。全セクターの投資実現額全体では、外国資本(PMA)が50.2%を占め、国内資本(PMDN)を上回っている。
考慮すべき事項
バリを含むインドネシアで不動産投資や賃貸物件購入を検討している外国人は、この統計が示す「国内資本主導・外国資本は選別的」という市場動向を踏まえ、信頼できる運営者や実績のある開発業者を選ぶこと、契約前に必ず現地の弁護士・公証人(ノタリス)を通じて所有権(SHM/SHGB/HGB)やゾーニングを確認することを推奨する。投資判断は最新の政府統計や不動産アドバイザーの分析も併せて参照するとよい。
情報源: Palpos