クラクラ・バリ経済特区、新モール「シラ・ヴィレッジ」開業 持続可能性重視の方針
デンパサールのスランガン島にあるクラクラ・バリ経済特区(KEK)で、新しいショッピングモール「シラ・ヴィレッジ・グランドアウトレット・バリ」が開業した。国家経済特区審議会は、開発にあたりバリの伝統文化保護と地元経済への貢献を重視する持続可能性の原則を維持するよう求めている。
デンパサールのスランガン島に位置するクラクラ・バリ経済特区(KEK)で、新しいショッピングモール「シラ・ヴィレッジ・グランドアウトレット・バリ」が開業した。国家経済特区審議会の事務局長代行リザル・エドウィン・マナンサン氏は、今後の開発においてバリの文化保護と地元コミュニティへの経済的恩恵の拡大を重視する持続可能性の原則を維持するよう運営側に求めた。
同氏によると、インドネシア政府は2029年までに観光セクターがGDPの5%を占め、外貨収入390億ドルを目指しており、経済特区は投資環境の整備において重要な役割を担うとしている。クラクラ・バリはこの一環として、質の高い観光、クリエイティブ経済、ライフスタイル、教育、持続可能なビジネス開発を統合した地域と位置付けられている。
同モールの社長でありKEKクラクラ・バリの取締役会長を務めるタントウィ・ヤヒヤ氏は、バリの伝統的な空間構成(バレ=集会場、ナタ=中庭)を現代建築に取り入れ、再生素材の使用、エネルギー効率、自然換気、責任ある廃棄物管理などを実践していると説明した。各店舗にはバリ文字の表示が義務付けられ、公共エリアには冷房を設置しないなど省エネにも配慮しているという。
敷地面積4.8ヘクタール、130店舗規模のこの施設では、地元バリ人を中心とした約1000人の雇用創出を目指す。グローバルブランドの店舗に加え、地元の中小零細企業(UMKM)向けのスペースも確保されており、比較的手頃な価格帯の商品展開も特徴としている。
考慮すべき事項
新しいレジャースポットとして訪れる際は、地元中小企業のブースも覗いてバリ産の手工芸品や商品を購入することで地域経済への貢献ができる。公共エリアは冷房がない設計のため、暑さ対策として水分補給や軽装での来訪がおすすめ。デンパサール中心部からスランガン島方面へのアクセス道路は観光シーズンに混雑することがあるため、時間に余裕を持って移動すること。
情報源: ANTARA News Bali