TikTokで話題の場所へ:バリ島の隠れ家ホテルも旅行先選びを左右するSNS時代の旅行トレンド
世界の旅行者の間で、TikTokやInstagramで見た場所を旅行先に選ぶ傾向が広がっている。バリ島でも、保護された馬にちなんで各部屋が名付けられたホテルがSNSで話題となり、2年越しで訪問を計画した旅行者の例が紹介された。バリを訪れる観光客にとっても、SNSの情報と実際の現地体験には差があることを知っておく価値がある。
Khaleej Timesが報じたところによると、旅行者がSNSで見た場所や店舗を目的地として選ぶ傾向が世界的に強まっている。イタリア・ドロミテ山脈の山小屋では、名物のクラプフェン(ドーナツ状の菓子)がSNSで拡散し、観光客が列をなす事態になった。
この記事では、バリ島の例も紹介されている。ライフスタイル系インフルエンサーのMaithaさんは、2024年にSNSでバリ島のあるホテルを知った。このホテルは保護された馬などの動物を飼育しており、各部屋がそれぞれの動物の名前にちなんで名付けられているという独自のコンセプトを持つ。彼女は今年、そのホテルへの宿泊を軸にバリ島旅行全体を計画したという。
実際に訪れてみると、SNSで見た印象以上のものがあったとMaithaさんは述べている。「SNSは場所の見た目を伝えられても、そこで感じる雰囲気までは必ずしも伝えられない」とコメントし、オーナーから直接ホテル設立の経緯を聞いたことで、より一層その場所への理解と評価が深まったと語った。
記事では他にも、SNSでの話題化(バイラル化)がむしろ訪問を先延ばしにする理由になるという声も紹介されている。人混みを避けるため、話題が落ち着いてから訪れたいという意見や、「トレンドは目的地のきっかけになるが、旅そのものを決めるものではない」という声もあった。
バリ島に関しては、今回具体的な混雑や被害の報告はないが、SNSで話題になった場所が急に観光客で混雑する現象は他の地域(ドロミテ、ウィーンなど)で既に起きている。
考慮すべき事項
バリ島でSNSで見かけたホテルやレストラン、観光スポットを訪れる際は、事前に公式サイトやレビューサイトで最新情報・営業状況を確認し、人気の場所は事前予約や早めの来店を心がけるとよい。また、SNSの映像だけで判断せず、実際の口コミやアクセス方法、混雑状況も調べておくことで、期待とのギャップを減らせる。
情報源: Khaleej Times