バリの観光開発めぐり環境団体が見直し要求、一方で外国人観光客数は15.34%増加
バリの環境保護団体3団体が観光開発による環境負荷を問題視し、開発の一時停止と見直しを求めた。一方でバリ観光省は、ホテルや宿泊施設の売却情報が増えていることについて業界不振の兆候ではないとし、外国人観光客数はむしろ15.34%増加していると説明した。
デンパサールで発行されているBali Post紙は9月23日付紙面で、バリ島の観光と社会に関する複数のニュースを掲載した。
環境団体Frontier-Bali、Public Enemy、Walhi Baliの3団体は、観光開発の進展がバリ島の環境に与える圧力を問題視し、観光行政の評価と開発の一時停止(モラトリアム)を求める声明を発表した。生態系の公正さ(keadilan ekologis)の実現を掲げ、現在の観光開発のあり方に警鐘を鳴らしている。
一方、バリ島内でホテルや宿泊施設が不動産プラットフォーム上で売りに出されるケースが目立っていることについて、インドネシア観光省は「業界の不振を示すものではない」との見解を示した。観光副大臣ニ・ルー・プスパ氏は、施設の売却やオーナーシップの変更は業界内の通常のビジネス上の判断であるとし、実際にはバリを訪れる外国人観光客数は前年比15.34%増加していると説明した。
このほか同紙は、子供の名前に「ニョマン」「クトゥット」を用いる家庭への奨励金制度がまだデータ検証段階にあること、国会が農地改革法案を可決したこと、デンパサール地検がBPJS医療保険をめぐる汚職疑惑(架空請求)の捜査を進め、病院関係者への聴取を経て事件を「捜査(penyidikan)」段階に格上げしたことも報じている。
考慮すべき事項
観光客への直接的な渡航制限や施設閉鎖はないため、通常通りの旅行計画で問題ない。ただし宿泊施設の予約時は、口コミや評価サイトで運営状況を確認し、事前決済のトラブルを避けるため信頼できる予約サイトを利用することを推奨する。在住者は、賃貸・購入予定の物件がオーナー変更の過程にある場合、契約内容や権利関係を弁護士等で確認しておくと安心。
情報源: BALIPOST.com