BIバリ、破損した紙幣40万枚をランニング大会のメダルに再利用
インドネシア銀行(BI)バリ州支店は、流通に適さない破損紙幣約40万枚を再利用し、2026年開催の「QRIS Bali Summer Run」用のメダル約2000個を製作した。デンパサールのレノン地区で開催されたこのランニング大会には、QRISキャッシュレス決済の普及促進や中小企業フェスティバル、無料健康チェックなども併せて実施された。
インドネシア銀行(BI)バリ州支店は、破損や損傷により流通に適さなくなった紙幣約40万枚を再利用し、ランニング大会「QRIS Bali Summer Run 2026」用のメダル約2000個を製作したと発表した。大会は8月にデンパサールのレノン地区で開催され、5kmと10kmの2部門で競われた。
BIバリ支店長のアクリス・サルワニ氏によると、破損紙幣は定期的に回収されるため、その廃棄物を有効活用する取り組みとして今回のメダル製作を行ったという。5km部門のメダルには5万ルピア紙幣、10km部門には10万ルピア紙幣の廃棄分がそれぞれ使用され、1個のメダルに約10枚の紙幣が使われている。紙幣は細かく粉砕された後、透明のアクリル素材で固められている。
この大会は同時にQRIS(インドネシア統一QRコード決済)の普及キャンペーンとしても位置づけられており、中小企業(UMKM)フェスティバルや、QRIS決済のみで利用できる特売市場、無料健康診断なども併せて実施された。開会にはBI副総裁のフィリアニンシー・ヘンダルタ氏、バリ州事務局長デワ・インドラ氏、デンパサール副市長カデック・アグス・アリヤ・ウィバワ氏らが出席した。
参加登録費は独立記念日(81周年)にちなみ17,845ルピアに設定され、全額がデンパサールとジェンバラナの孤児院支援団体に寄付される。同大会は2025年に初開催され、当時は5km部門のみで参加者約1000人だったが、2026年は2部門制に拡大された。破損紙幣を再加工したランニングメダルの製作は、2025年にインドネシア国内初の事例としてインドネシア記録博物館(MURI)に認定記録として登録されている。
考慮すべき事項
バリ在住・訪問中の方でランニングイベントに興味がある場合、公式チャンネルで次回の参加登録開始時期を確認するとよい。参加費は少額で全額寄付に使われるため、地域貢献も兼ねた参加が可能。またQRISを使った決済に不慣れな海外観光客は、事前にインドネシアの主要銀行アプリや対応決済サービスでQRIS利用方法を確認しておくと、こうしたイベントや市場での買い物がスムーズになる。
情報源: ANTARA News Bali