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観光・イベント公開日: 2026年9月26日

バリ島の観光哲学「トリ・ヒタ・カラナ」に学ぶ、持続可能な観光のあり方

バリ州観光局などがケニアの記者団に説明した内容として、バリ島の観光政策が「トリ・ヒタ・カラナ(神・人・自然の調和)」という哲学に基づいていることが紹介された。ゾーニング規制や観光税、外国人向けの行動規範などを通じ、文化と自然を守りながら観光を発展させる仕組みが解説されている。

バリ島の観光当局者らがケニアから訪れた記者団に対し、島の観光政策を支える哲学「トリ・ヒタ・カラナ」について説明した。これは神との調和、人と人との調和、自然との調和という3つの関係性を重視する考え方で、寺院や聖地の保護、ホテル開発の規制、訪問者に対する伝統文化の尊重の要請など、バリの観光政策全般に反映されているという。

バリ州観光局のI・ワヤン・スマラジャヤ局長によれば、バリ経済の約66%は観光業に依存しており、インドネシア旅行代理店協会(ASITA)バリ支部関係者によると、島民の約70%が観光業に直接・間接に従事している。こうした高い依存度は、観光開発が土地転用や交通渋滞、廃棄物問題などを引き起こすリスクとも表裏一体だとされる。

対応策として、バリ島では8つの県と1つの市にまたがるゾーニング制度があり、ヌサドゥアやサヌールなど指定エリアに高密度なホテル開発を集中させる一方、他の地域は農地や文化保護、エコツーリズム用として保護されている。ゾーニング計画は5〜10年ごとに議会で見直されるという。

また、外国人観光客には1人あたり15万インドネシアルピア(約10米ドル)の観光税が課され、文化保護や環境対策(廃棄物処理を含む)の財源に充てられている。支払いは「Love Bali」というデジタルシステムを通じて行われる。

さらに、寺院での服装や宗教行事への配慮、入国・就労関連法規の順守などを求める「Dos and Don'ts(すべきこと・すべきでないこと)」の指針も導入されている。バリ側は、アフリカを含む新興市場への関心も高めており、2025年にはケニアからの訪問者数が前年比約42%増の5,336人となった。

考慮すべき事項

バリ島を訪れる際は、寺院見学時に肩や膝を覆う服装(サロンなど)を着用し、宗教儀式の妨げにならないよう配慮すること。観光税(約10米ドル)は入国前後に「Love Bali」アプリまたは公式サイトで事前に支払っておくとスムーズ。滞在中は現地の「Dos and Don'ts」ガイドラインを事前に確認し、就労やビザ関連の規則違反がないよう注意する。

情報源: Capital FM Kenya