バリ州観光局、外国人観光税(PWA)の徴収拡大へ職員研修を実施
バリ州観光局は県・市の公務員818人を対象にウェビナーを開催し、外国人観光税(PWA)の目的や仕組みへの理解を強化した。2026年9月20日時点でPWAの徴収額は2890億ルピアに達しているが、登録済み150拠点のうち稼働中は65拠点にとどまっている。
バリ州観光局(Dispar Bali)は、県・市レベルの公務員(ASN)を対象に、外国人観光客への徴収金(Pungutan Wisatawan Asing、PWA)の目的・仕組み・活用方法について理解を深めるウェビナー「Wisata Berkualitas, Bali Berkelanjutan(質の高い観光、持続可能なバリ)」を開催した。
観光局長のI Wayan Sumarajaya氏によると、当初300人を目標としていた参加者は、バリ州全域から818人にまで膨らんだという。同氏は、地域や部署によって情報発信に食い違いが生じないよう、一貫した説明が住民や観光客に伝わることの重要性を強調した。
PWAは1人あたり150,000ルピア(約1,500円程度)を旅行期間中に1回、Love Baliシステムを通じて支払う仕組み。2026年9月20日時点での徴収総額は2890億ルピアに達している。
観光局の産業・クリエイティブ経済部門責任者I Ketut Yadnya Winarta氏によれば、登録されている約150の徴収拠点(ホテル、旅行代理店、観光地など)のうち、実際に徴収を行っているのは65拠点にとどまっている。徴収を実施する事業者には3%のインセンティブが支払われる。
集められた資金は、文化保護、自然環境保護、1,500の慣習村(デサ・アダット)への支援、観光地の質向上、マーケティング、観光関連組織の強化などに充てられる予定。
バリ州観光局はこのほか、2026年1月から7月までに317,680人の訪問者を記録したインドなど戦略的市場への働きかけも強化しており、ラグジュアリー、ウェルネス、MICE(会議・報奨旅行・国際会議・展示会)分野への注力を通じて、観光客の滞在日数や消費額の向上を目指すとしている。
考慮すべき事項
バリ島を訪れる外国人観光客は、入国後にLove Baliアプリまたはウェブサイトを通じて1人150,000ルピアの観光税(PWA)を支払う必要がある(滞在中1回のみ)。空港や一部のホテル・旅行代理店でも支払い確認が求められる場合があるため、支払い済みの証明(QRコードなど)をスマートフォンに保存しておくことを推奨する。未払いの場合、一部の観光施設で入場を断られる可能性があるため、事前にオンラインで支払いを済ませておくと安心。
情報源: ANTARA News Bali