バリ島観光ドライバーが抗議、アプリ配車規制条例の施行延期に不満
バリ観光ドライバー団体(FPDPB)が8月3日、バリ州議会を訪れ、2025年10月に成立した観光アプリ配車サービス条例(Perda ASKP)がいまだ施行されていないことに抗議した。条例は内務省の審査手続きが長引いており、施行時期は未定。渋滞や違法運行、低料金競争など現場の問題が続いているという。
8月3日、バリ観光ドライバー闘争フォーラム(FPDPB)のメンバー数十人がデンパサールのバリ州議会(DPRD Bali)を訪れ、第II・III委員会と面談した。議題は、2025年10月28日に成立済みの「観光用アプリベース専用配車サービス条例(Perda ASKP)」がなぜまだ施行されていないのかという点だった。
FPDPB代表のI・マデ・ダルマヤサ氏は、条例が施行されないまま現場では渋滞、運行要件を満たさない車両の増加、料金の不当な低価格化など様々な問題が続いていると訴えた。地元ドライバーの生活や公正な競争環境に直結する問題だとしている。
第III委員会委員長のI・ニョマン・スヤサ氏は、州議会と州政府はこれまで最大限努力してきたが、条例の施行には内務省(Kemendagri)による審査手続き(fasilitasi)が必要で、そこに時間がかかっていると説明した。2025年10月の条例成立後、同年11月に内務省から最初の審査結果が届き、条文ごとに詳細な協議を実施。しかしその後長期間待たされ、2026年7月9日にようやく再度の審査結果案が届いたという。
州議会は法務局や運輸局と協議を重ね、州知事も交えた会議を実施。今回の対話はこの審査結果の内容を公開し、今後の対応策を関係者間で協議する場となった。
この条例は、Grabやゴジェックなどアプリを通じた観光客向け配車・レンタカーサービスの運行規則を定めるもので、施行の遅れは外国人観光客が日常的に利用する交通サービスの合法性や料金体系の整備に直結する。
考慮すべき事項
配車アプリを利用する観光客は、料金がアプリ表示と異なる場合や車両の状態に不安がある場合は乗車前に確認し、可能であれば正規登録された配車サービスやホテル提携の送迎を優先利用することを推奨する。ドライバーによる抗議活動が州議会周辺で行われる際は、周辺道路の混雑を避け、時間に余裕を持って移動すること。今後の条例施行状況については現地ニュースで随時確認するとよい。
情報源: BALIPOST.com