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災害・交通公開日: 2026年9月1日

バリ州とバドゥン県、KAIと提携 クタ〜チャングーを結ぶ路面電車計画に調印

バリ州政府、バドゥン県、インドネシア鉄道会社(KAI)は2026年9月1日、ングラ・ライ空港からクタ、レギアン、チャングーを結ぶ路面電車(トラム)開発の覚書に調印した。南部バリの渋滞緩和を目的とし、2028年と2031年の2段階で開業を目指す。

バリ州政府庁舎(バリ州知事公邸クルタ・サバ室)にて2026年9月1日、バリ州知事ワヤン・コスター氏、バドゥン県知事ワヤン・アディ・アルナワ氏、インドネシア鉄道会社(KAI)取締役ボビー・ラシディン氏が、バドゥン県における鉄道開発計画の覚書に署名しました。

今回の合意の中心は、ングラ・ライ国際空港からクタ、レギアン、チャングーまでを結ぶ大量輸送型トラムの建設です。全長13.1kmのこの路線は「バリ低排出ゾーン構想(BLEZI)」の一環として、南部バリの慢性的な渋滞解消を目指すものです。

計画は2段階に分かれており、フェーズ1A(空港〜レギアン、6.6km)は2028年第4四半期の商業運行開始を、フェーズ1B(レギアン〜スミニャック〜チャングー、6.5km)は2031年第1四半期の開業を目標としています。空港区間は高架構造、その他の区間は地表を走行する予定で、沿岸部の景観保護のためバッテリー駆動方式が採用される見込みです。所要時間はレギアン〜空港間が約23分、チャングー〜空港間が約40分と試算されています。

アディ・アルナワ知事は、今回の覚書は重要な第一歩であり、今後は具体的な協力協定とフィージビリティスタディ(実行可能性調査)を進めると述べました。またクタ〜チャングー回廊に加え、ヌサドゥアからウルワツ、空港、クタ方面への接続強化も推進する意向を示しました。

コスター知事は、渋滞がバリの観光生態系の持続可能性に影響しかねないとして早急な対応の必要性を強調する一方、開発にあたってはバリの地域性・景観・住民の快適性・地元の知恵を尊重するよう求め、沿線のホテル事業者を含む住民への十分な説明を要請しました。

事業実施にあたっては、用地取得、車両基地用地の確保、沿岸部の強化、空港アクセス路線の整備、各種許認可などについて、地方自治体からの支援が必要とされています。国家運輸省鉄道総局からの技術的支援も予定されています。

考慮すべき事項

この路線は2028年以降の開業予定であり、現時点で観光客・在住者の移動には影響しません。今後数年間、クタ〜チャングー間の道路で用地取得や工事に伴う交通規制・迂回が発生する可能性があるため、この地域に長期滞在・居住予定の方は現地メディアやバドゥン県の発表を定期的に確認することをお勧めします。当面の移動手段(配車アプリ、バイクタクシー等)の利用には変更ありません。

情報源: majalahfakta.id - Jelas dan Lugas