バリ州保健局、ジカ熱の確認例なしと発表 米CDCの渡航警告に対応
バリ州保健局は、州内の定期サーベイランスデータに基づき、これまでジカウイルスの確認例はないと発表した。米CDCが発令したレベル2の渡航健康情報への対応として、蚊media対策の継続的な呼びかけを行っている。
バリ州保健局(Dinkes Bali)は2026年8月24日、デンパサールで記者会見を行い、州内各地の保健所・病院からの定期サーベイランスデータに基づき、これまでバリ州内でジカウイルスの確認例は出ていないと発表した。この発表は、米疾病対策センター(CDC)が発令したレベル2の渡航健康情報(ジカウイルスの感染増加を報告、その中にバリから帰国した旅行者の症例が含まれていたとされる)への対応として行われたもの。
保健局長のI・ニョマン・グデ・アノム氏は、この米国発の早期警戒情報を歓迎し、今後の評価材料として活用するとした一方、州内での確認例がないことを強調した。ジカウイルスはデング出血熱と同じネッタイシマカ(Aedes aegypti)によって媒介される感染症で、潜伏期間は3〜14日、症状はデング熱より軽度な傾向があり、発疹・発熱・結膜充血・筋肉痛・関節痛・倦怠感・頭痛などが4〜7日間続くとされる。
保健局は、国内外の観光客・住民に対し、清潔で健康的な生活習慣(PHBS)の実践と環境衛生の維持を呼びかけている。具体的な予防策として「3M Plus」(貯水容器の水を排出する、蓋をする、リサイクル・再利用する)キャンペーンや、防虫ローション・蚊帳の使用を推奨している。また、症状が現れた場合は最寄りの医療機関を速やかに受診するよう促している。
保健省とバリ州保健局は、検査施設の能力強化(PCR・血清検査)、入国地点での検疫強化、地域保健所・病院での症状モニタリングの強化など、サーベイランス体制の予防的な強化を進めているという。
考慮すべき事項
バリ州内でジカ熱の確認例は出ていないが、蚊媒介感染症全般への基本的な対策は継続することが望ましい。長袖・長ズボンの着用や防虫剤の使用、宿泊先で蚊帳や網戸の状態を確認する、水たまりを作らないようにするなどの対策を心がけたい。発疹・発熱・関節痛などの症状が出た場合は、自己判断せず速やかに近隣の病院やクリニックを受診し、渡航歴を医師に伝えること。渡航前に自国のジカウイルスに関する最新の渡航情報も確認しておくと安心。
情報源: Tempo.co English