バリ州知事、国際メディアに「文化に基づく質の高いバリ観光」を訴え
バリ州のコスター知事はロシアの国際メディアの取材に対し、バリ観光は文化を基盤とし、質と品格を重視すべきだと強調した。2025年の外国人観光客数は705万人に達し、州経済の66%を観光が占めるとし、外国人観光客に対しバリの文化・慣習を守る意識を呼びかけた。
バリ州のワヤン・コスター知事は2026年4月4日夜、デンパサールのジャヤサバで、ロシアの国際メディアグループ「ロシア・セゴドニャ」のアジア太平洋特派員ウリアナ・ミロシュキナ氏の取材に応じ、バリが世界クラスの観光地であり続けるためには「文化に基づき、質が高く、品格のある観光」を維持する必要があると強調した。
知事によれば、観光業はバリ州経済の66.0%(2024年データ)を占め、2024年にはインドネシア全体の観光外貨収入の53.6%をバリが生み出した。2025年の外国人観光客数は705万人に達し、2024年の630万人を上回った。
コスター知事は、バリ観光の起源はウブド(ギアニャール県)における舞踊・ガムラン・絵画・彫刻などの文化芸術への世界的な関心にあると説明。1963年以降、口コミで世界にバリの文化的魅力が広まり、現在の観光地としての発展につながったと述べた。
こうした背景から、州は2020年に「バリ文化観光開催基準に関する州条例第5号」を、2023年には外国人観光客向けの行動規範を定めた「バリにおける外国人観光客の新たな規範に関する州知事回状第04号」(いわゆる「Do and Don't」ルール)を制定している。
知事はロシア人観光客を含む外国人観光客に対し、「バリは休暇を過ごすためだけの場所ではなく、共に守り愛すべき、世界の宝である」と述べ、バリの独自性・オリジナリティが維持されるよう協力を求めた。
考慮すべき事項
バリ滞在中は州が定める「Do and Don't」規範(寺院や聖地での服装・振る舞い、宗教儀式への配慮など)を事前に確認し遵守すること。地域の慣習・宗教行事(オダラン等)に配慮した行動を心がけ、ウブドなど文化芸術の中心地を訪れる際は伝統芸能・工芸の見学マナーを守ることで、より充実した滞在と地域社会との良好な関係構築につながる。
情報源: Balijani.id