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観光・イベント公開日: 2026年8月10日

バリ州知事、世界クラスのバーテンダー育成を約束 国内大会開催や海外遠征支援も

バリ州知事ワヤン・コスターは、バリ産アラック酒を使ったミクソロジー・フレアバーテンディング競技会を通じ、バーテンダーを新たな創造経済の柱として育成する方針を表明した。ラスベガスやポーランドでの国際大会への遠征費用支援、継続的な人材育成、国内選手権開催などを計画している。観光客にとっては、今後バリのバーやレストランでアラックを使った創作カクテルやパフォーマンスを目にする機会が増える可能性がある。

バリ州知事ワヤン・コスターは2025年8月9日、デンパサールのケルタ・サバ会館で開催されたバリ州設立68周年記念行事の一環である「ミクソロジー&フレアバーテンダー競技会」に出席し、バーテンダーという職業をバリの新たな創造経済の柱として育成していく方針を明らかにした。

同競技会には23名の若手バーテンダーが参加し、バリ産のアラック・デワン(アラック酒)を果物やバリ特有のスパイスと組み合わせたカクテルの調合技術や、ボトルを使ったフレアバーテンディングの妙技を披露した。優勝したのはカデック・スニアンタラ氏で、バジル、生姜、パッションフルーツシロップ、ライム、スプライトを組み合わせた「デワン・クマンギ」という作品を出品し、賞金1500万ルピアとポーランドでの国際大会出場権を獲得した。

この取り組みのきっかけは、バリ出身のバーテンダー2名(エカ・ダルマワン氏、リコ・アルディアナ氏)が知事office室を訪れ、アメリカ・ラスベガスおよびポーランドで開催される国際大会への参加費用を自己負担する予定だと説明したことだった。コスター知事はこれを受け、州の資金(州開発銀行BPD Baliの資金を活用)で遠征費用を全額支援すると表明した。

コスター知事は、バーテンダーという職業を単なるホテル業界の一職種ではなく、バリのアイデンティティを強化する専門技能と位置づけ、アラックやコーヒー、果物、地元スパイスを高付加価値製品に加工する若者の技術に着目していると述べた。また、国内レベルの「バリ州知事杯」を新設し、バリを開催地とする全国大会の実施を提案。競技参加者23名については、国内・国際大会で活躍できるよう継続的な育成を行うと述べた。

州産業貿易局は今後、バリ在住バーテンダーの実態調査を行い、9月からデンパサールのレノン広場で若手バーテンダー向けの練習・発表の場を設ける計画を発表した。育成プログラムでは、2020年の州知事規則第1号に基づき、BPOM(食品医薬品庁)の許可と消費税タバコ用証紙(cukai)を取得した合法的なアラックの使用を促進するという。政府はまた、独立して店舗を開業したいバーテンダーへの資金支援も検討している。

考慮すべき事項

バリ旅行中にバーやレストランでアラックベースの創作カクテルを楽しむ機会が増える可能性があるため、興味があれば地元産アラックを使ったカクテルメニューを提供する店を探してみるとよい。ただしアラックはアルコール度数が高いため、BPOMの許可や消費税証紙(cukai)が付いた合法的な製品を使用している店舗を選び、過度な飲酒は避けること。今後開催予定の「バリ州知事杯」など国内大会や、レノン広場での育成プログラムの発表イベントに参加すれば、地元の若手バーテンダーの技術を直接観覧できる可能性がある。

情報源: NUSABALI.com