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観光・イベント公開日: 2026年8月6日

バリ州、ヌサドゥアやウブド等5地域を「低排出ゾーン」に指定 太陽光発電導入を義務化へ

バリ州のワヤン・コスター知事は、ヌサドゥア、クタ、ウブド、サヌール、ヌサペニダの5地域を「低排出ゾーン」に指定した。観光業の持続可能性向上を目的に、ホテルやレストラン、ヴィラなどへの太陽光発電導入や電気自動車の利用促進、使い捨てプラスチック削減などが求められる。2027年には電力需要が供給能力を超える見込みで、計画的な停電を避けるための対策とされている。

バリ州のワヤン・コスター知事は2026年8月6日、デンパサールでの発表において、州内5地域を「低排出ゾーン」として指定したことを明らかにした。対象地域はバドゥン県のヌサドゥアとクタ、ギアニャール県のウブド、デンパサール市のサヌール、そしてクルンクン県のヌサペニダ諸島である。

知事によると、これら5地域では、ホテル、レストラン、ヴィラ、オフィス、住宅を含む全ての建物で太陽光発電(PLTS)の導入が求められる。加えて、電気自動車(BEV)の活用による「グリーン交通」の推進、森林保全のための緑地拡大、観光地における使い捨てプラスチックの削減、地域の知恵に基づく生活水準向上を目指す「グリーン社会」の醸成などが計画に含まれる。

コスター知事は、使い捨てプラスチック規制やクリーンエネルギー導入は既に進めているが、今年はさらに強化する必要があると強調した。また、バリが観光業の税収(PHR)だけに依存せず、将来に向けた構造的な枠組みを整備する必要があると述べた。

知事はさらに、バリの電力自給の重要性を訴えた。他島との間で高圧電力を送る海底ケーブルは自然災害等により損傷する可能性があり、その対策として太陽光発電への切り替えを呼びかけている。現在のバリの最大電力需要は約1,200MWで、供給能力は1,400MW。2027年までに需要が供給能力を超える見通しであり、対策を怠れば観光地域で計画停電が発生する恐れがあるとした。

知事は、州の研究イノベーション機関(BRIDA)や関連自治体に対し、低排出ゾーンの詳細な区域設定や規制内容について専門家グループと協議を進めるよう指示した。

考慮すべき事項

ヌサドゥア、クタ、ウブド、サヌール、ヌサペニダに宿泊・滞在する場合、今後の規制強化により宿泊施設や店舗で使い捨てプラスチックの提供が制限される可能性があるため、マイボトルや買い物袋を持参すると良い。ヴィラやホテルの経営者・所有者は、今後義務化される太陽光発電設備の導入時期や補助制度について、州や自治体の発表を定期的に確認しておくことを推奨する。また、2027年以降の電力需給悪化に備え、長期滞在者や事業者は非常用電源の確保も検討しておくと安心である。

情報源: ANTARA