バリ島、観光だけでなく「国際金融センター」構想へ インドネシア政府が表明
インドネシア人権相ナタリウス・ピガイ氏は、バリとジャカルタを「国際金融センター(IFC)」として整備する計画を明らかにした。バリ・東ティモールビジネスフォーラムで表明されたもので、観光業に偏らない多様な経済活動の拡大を目指す。
2026年10月2日、デンパサールのクラクラ・バリ経済特区(KEK)で開催された「バリ・東ティモールビジネスフォーラム2026」で、インドネシアのナタリウス・ピガイ人権相は、バリとジャカルタを「国際金融センター(IFC)」として開発する政府方針を明らかにした。
同氏によると、ジャカルタでまず試験的に導入し、その後バリでも展開する計画。IFCの設立により、バリでは観光以外のさまざまなビジネス分野が発展すると説明した。
今回のフォーラムは「バリ国際ビジネス&投資フォーラム(BIBIF)2026」の一環で、インドネシアと東ティモールの政府関係者、投資家、金融機関、学識者らが参加。貿易、投資、金融分野での協力拡大が議題となった。
フォーラムでは、観光・MICE(国際会議・展示会等)・クリエイティブ経済に加え、金(ゴールド)経済、ブルーエコノミー(海洋関連)、グリーンエコノミー(再生可能エネルギー等)の4分野が重点的に議論された。具体的には金取引、金融サービス、水産業、持続可能な農業、グリーンファイナンスなどが含まれる。
将来的にバリは、アジア太平洋地域におけるインドネシアの経済外交・金融サービス拠点の一つと位置づけられる方針。東ティモールとの連携も、観光だけでなく貿易・投資・教育・デジタル経済など幅広い分野に及ぶ見通しだ。
現時点では具体的な実施時期や制度の詳細は示されておらず、構想段階にある。
考慮すべき事項
現時点では具体的な制度変更や規制の発表はないため、観光客や在住者が直ちに対応すべき事項はない。ただし、バリで事業展開や投資を検討している外国人・企業は、今後発表される国際金融センター関連の法制度や税制の動向を、信頼できる現地法律事務所や公式発表を通じて継続的に確認することが望ましい。既存のビザ・納税義務には現時点で変更はない。
情報源: detikcom