東南アジアの別荘管理企業Ayasan、タイ・フアヒンとカオヤイに進出 バリ島展開も計画
タイでホームサービス事業を展開するAyasan Holdingsが、2026年10月からフアヒンとカオヤイへ進出し、別荘管理やシニア向けサービスを強化する。インドネシア・バリ島への展開も計画しており、富裕層の「第2の家」や長期滞在需要の高まりを背景とした不動産市場の動きとして注目される。
東南アジアでホームサービス事業を展開するAyasan Holdings(横浜)は、アジアのリゾート都市への投資を加速させる方針を発表した。すでにプーケット、パタヤ、チェンマイで事業を展開しており、2026年10月からタイのフアヒンとカオヤイへ新たに進出する。将来的にはインドネシア・バリ島への展開も計画しているという。
カオヤイはバンコクから車で約2〜3時間の距離にあり、国立公園周辺の自然環境を背景に富裕層の「第2の家」需要が拡大している地域。大型の高級住宅開発も相次いでおり、数千万バーツ規模のヴィラも市場に登場している。Ayasanはここで清掃・庭の手入れ・定期点検などを組み合わせた別荘管理サービスの展開を計画する。
一方、フアヒンではビーチリゾートとしての側面に加え、欧米などからの外国人リタイア層が長期滞在する街としての性格が強く、別荘管理に加えて介護・シニア向けサービスを重点事業とする。2025年の調査では、フアヒンに年間6カ月以上暮らす55歳以上の外国人512人(76カ国出身)が回答し、平均でタイ居住歴12.5年、約3分の1が10年以上フアヒンで生活していることが分かっている。
すでに展開しているチェンマイも外国人の長期滞在・リタイア需要が強い都市で、2025年時点の登録外国人居住者は約16万1000人とされる。CBRE Thailandによると、タイ国内の不動産取引額に占める外国人買い手の割合は全体で25%、リゾート地域では35%に達しており、住宅の用途は投資だけでなく移住・長期滞在・リタイアメントへと多様化している。
今回の発表は、外国人観光客・在住者に直接影響する規制変更ではないが、バリ島を含む地域全体で外国人向けの不動産・生活サービス市場が拡大していることを示す動きとして、今後バリ島に住宅や別荘を所有する外国人にとっても関連するトレンドとなる可能性がある。
考慮すべき事項
バリ島やタイのリゾート地で別荘・長期滞在用不動産の購入や賃貸を検討している場合は、管理サービスの有無や契約内容を事前に確認すると安心です。特にバリ島での不動産購入・賃貸は外国人所有制限や土地権利の種類(所有権・使用権など)が複雑なため、現地の信頼できる法律専門家や不動産エージェントに相談してから契約することを推奨します。
情報源: Infoseek