アナク・クラカタウ火山が噴火、インドネシア全土で空港閉鎖・34万人超が足止め
ジャカルタ近郊のアナク・クラカタウ火山が噴火し、7日には全国7カ所の空港が閉鎖、約3000便が欠航し34万人以上が足止めされた。8日にジャカルタのスカルノ・ハッタ空港など5空港が再開したが、噴火警戒は続いている。バリ発着便にも影響が及び、新婚旅行客ら観光客の足止めが報告されている。
インドネシアのアナク・クラカタウ火山(ジャカルタから約150キロ、スンダ海峡内)で9月4日夜に噴火が発生し、溶岩と火山灰が噴出した。火山灰はジャカルタやスマトラ島南端のランプン州上空を覆い、東側(ジャワ島側)で高度6000メートル、西側(スマトラ島側)で高度1万5000メートルに達したとされる。この影響で9月7日、全国7カ所の空港が2日連続で閉鎖され、約3000便が欠航、34万人以上が足止めされた。首都のスカルノ・ハッタ国際空港では同日午後6時の再開予定が延期されたが、風向きの変化により8日午前0時半に再開。ハリム・ペルダナクスマ空港を含む計5空港が8日中に再開したが、残り2空港は閉鎖が続いている。スカルノ・ハッタ空港では、払い戻しや最新情報を求める乗客で出発ロビーが大混雑し、代替の陸路移動を選んだ人もいた。バリ島に滞在していたマレーシア人の新婚夫婦は、クアラルンプール便の次の搭乗が11日まで確保できないと告げられたと報じられている。インドネシア地質庁は今後も噴火が続く可能性が高いと警告し、火口から半径3キロ以内への立ち入りと船舶の航行を禁止している。ただし、今回の活動に関連した津波警報は発令されていない。同火山は2018年12月にも山体崩壊により津波を引き起こし、400人以上が死亡した経緯がある。
考慮すべき事項
インドネシア国内・バリ発着の航空便を利用予定の場合は、出発直前まで航空会社や空港の公式サイトでフライト状況を確認すること。欠航・遅延に備えて予備日程やホテル延泊費用を確保し、払い戻し・振替の手続き方法を事前に把握しておくこと。火山活動が続いているため、アナク・クラカタウ周辺(火口から半径3キロ以内)や関連する海域には近づかないこと。長距離の陸路・鉄道移動など代替交通手段も検討し、パスポートやビザの有効期限に余裕を持たせておくこと。
情報源: BBCニュース