アナククラカタウ山噴火、BMKGが津波の異常なしと発表 スンダ海峡周辺で厳戒態勢続く
インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)は、アナククラカタウ火山の噴火活動を受けてスンダ海峡周辺の20カ所の津波観測機器を監視した結果、日曜午前7時(西部インドネシア時間)時点で海面の異常は確認されなかったと発表した。津波発生の確率は40%未満と低く保たれているが、当局は沿岸住民に警戒の継続を呼びかけている。
インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)は、スンダ海峡周辺に設置された20カ所の津波観測ゲージのデータをもとに、日曜午前7時(西部インドネシア標準時)時点で海面の異常な変動は確認されていないと発表した。
BMKG地球物理部門の代理副長官アルダセナ・ソパヘルワカン氏によると、南ランプン州とスラン県の観測点では地磁気の乱れと火山雷の増加が過去12時間で確認されたが、その強度は噴火初期に比べて小さいという。
カリタおよびタンジュン・レスンに設置された高周波(HF)レーダーアレイによる分析では、津波発生の確率は40%未満と低い水準にとどまっており、波高もおよそ1メートル前後で推移している。
BMKGは、噴火の影響に備え、複数の観測機器を統合した24時間体制の全国監視スキームを強化。地質庁傘下の火山地質災害対策局(PVMBG)とも連携し、迅速かつ正確なデータ提供と省庁間の連携強化を進めているとした。
BMKGは特にスンダ海峡沿岸で活動・居住する住民に対し、冷静さを保ちつつ警戒レベルを高めるよう呼びかけている。
この噴火はジャワ島とスマトラ島の間に位置するスンダ海峡で発生しており、バリ島から直接離れた地域だが、インドネシア国内の航空便運航や沿岸地域の安全に関わる全国的な災害警戒事案として注視されている。
考慮すべき事項
バリ島に滞在中の観光客・在住者への直接的な影響は現時点で報告されていないが、スンダ海峡沿岸(ジャワ島西部・南ランプン州)への旅行を予定している場合は最新のBMKG発表を確認すること。同海峡沿岸への渡航予定がある場合は、津波警報発令時の避難ルートと高台の位置を事前に把握し、パスポート等の身分証明書はすぐ持ち出せる場所に保管する。国内線を利用する場合は運航状況を航空会社サイトで随時確認する。
情報源: ANTARA News Bali