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観光・イベント公開日: 2026年9月15日

外国人観光客の58%が「食」を目的にインドネシアへ、観光省が美食プログラムを推進

インドネシア観光省の発表によると、2025年に同国を訪れた外国人観光客の58.34%が食文化・美食を目的とした活動を行った。観光省は「Wonderful Indonesia Gastronomy 2026」プログラムをソロとジョグジャカルタで9月末から10月初めに開催し、地域の食文化を世界に発信する方針。バリを含む各地の郷土料理や屋台文化が観光資源として改めて注目されている。

インドネシア観光省は2026年に開催された記者会見で、中央統計庁(BPS)のデータを引用し、2025年にインドネシアを訪れた外国人観光客のうち58.34%が「料理・美食」を目的とした観光活動を行ったと発表した。ウィディヤンティ・プトリ・ワルダナ観光相は、1万7000以上の島々からなるインドネシアが、地域の伝統や農産物、長年培われた文化に根ざした多様な食文化を有していると強調し、これを観光の重要な資産として位置づけた。

観光省は「インドネシア・ガストロノミー・ネットワーク(IGN)」と共同で「Wonderful Indonesia Gastronomy(WIG)2026」プログラムを展開する。テーマは「地域の源流から世界的認知へ」で、主要行事はジャワ島のソロとジョグジャカルタで9月26日から10月4日にかけて開催される予定。食材や料理の起源、地域の知恵や哲学を紹介し、現代的な美食体験へとつなげる狙いがある。

観光省副大臣(マーケティング担当)のニ・マデ・アユ・マルティニ氏は、食が観光客誘致だけでなく中小零細事業者(UMKM)の振興にも直結すると述べた。ショッピングモール運営者協会(APPBI)とも連携し、モール内の「プジャセラ(屋台街)」などで地元料理を中心とした美食フェスティバルを開催し、消費拡大を図っている。

IGN会長のヴィタ・ダタウ氏は、観光客の嗜好が個人の好みによって多様化しており、Z世代やミレニアル世代がSNSを通じて地域独自の料理を発信する動きが活発化していると指摘。事業者の品質向上支援を通じ、食を観光の主要な魅力の一つとして育てるべきだと訴えた。

2026年1月から7月までの外国人観光客数は898万人に達しており、観光省は年間目標を1600万〜1700万人としている。バリを訪れる観光客にとっても、地元の郷土料理や屋台文化への関心の高まりは、今後の旅行体験や地域経済との関わり方に影響を与える可能性がある。

考慮すべき事項

バリを訪れる際は、有名レストランだけでなくローカルの屋台(ワルン)や市場での郷土料理体験も検討すると、より充実した旅行体験が得られる。SNSで話題の地元グルメ情報を事前に調べておくと、混雑を避けつつ質の高い店を選びやすい。食物アレルギーや辛さの好みがある場合は、注文時にインドネシア語や英語で明確に伝えることをおすすめする。

情報源: ANTARA News Bali